あせもとステロイド
あせもをはじめとする皮膚疾患に用いられる薬に、ステロイドというものが存在します。
ステロイドといえば、強烈で皮膚に悪影響を及ぼす薬と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
ステロイドはきちんとした使い方をすれば、それほど警戒しなくても大丈夫です。
ステロイド系と非ステロイド系の薬に分かれますが、あせもの治療薬として効果的なのは弱いステロイドです。
乳幼児でも使用できるあせもの治療薬は、ほんの少量しか含まれていないので、安心して使用することができます。
非ステロイド系の塗り薬を、長いあいだ使用していてもあせもが一向に治らない場合があります。
その時には、ステロイド系の塗り薬に切り替えて短い時間で治療するほうがいいこともあります。
特に乳幼児の場合には、あせもで体調に負担が掛かるとあまり良くありません。
限定的にステロイドを利用し、さっさとあせもの完治を目指すほうが赤ちゃんに辛い思いをさせなくても良くなるでしょう。
いずれにせよ、あせもがいつまでもなくならないのでしたら、皮膚科のお医者さんに診てもらうことが大事です。
この場合にステロイド系の薬を処方され、使うことを指示されたりしますが、不安なことがあれば医師に話を聞くのも大切なことです。
あせもの状態が長引くと、色素沈着を起こす場合などがあり症状が悪化してしまうこともあります。
ステロイドは適切な方法で使用するならば、あせもを含む皮膚疾患にはとても良いお薬です。
ステロイドだからといって選択肢から外すのではなく、早急にあせもを解消することを目標にしましょう。
ステロイドを状況に応じて利用して、短期間であせもを治療することが大事なのです。